2006年06月09日 |
アジアのオレフィン相場は落ち着いた動き |
定修の一巡で一時のタイト感が薄れる |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況) 【関連企業・団体】:なし |
大手商社の調べによると、アジア地域におけるオレフィンのスポット相場は各種誘導品と異なりこの数週間目だった変動なくきている。 直近の極東におけるエチレンの価格はトン当たりCFR1,125〜1,130ドルで推移しており、プロピレンは同1,050ドルが平均となっている。東南アジア地域の相場は、エチレンもプロピレンも引き続き極東を40〜50ドル上回るレベルで推移しているが、この場合もこの2週間は特に大きな変化を見せていない。 エチレンもプロピレンも4月下旬に再び1,000ドルの大台に乗ってからは比較的落ち着いた動きを取り戻しているということになる。これには、極東におけるエチレンセンターの定修が一巡して一時のような先行きタイト観が薄らいできたことが大きく作用していると見られる。 |