2006年06月13日
PSPの5月の出荷、前年の5.5%減
薄肉化の進展が影響か
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会

 発泡スチレンシート工業会が12日に集計したところによると、同シート(PSP)の5月の総出荷数量は8,830トンとなった。前年同月の実績を5.5%下回っている。これで前年同月割れは3ヵ月連続となった。

 これには、最大消費品種であるトレー反用が8.1%減となったことと、一般反用が8.9%縮小したことが大きく影響している。反面、ラミネト丼用は7.1%増となり4ヵ月ぶりの前年同月超えに転じている。
 一方、全体が引き続き前年を下回っている点については、各種トレーの薄肉化が進展しているためと分析する向きが関係筋には多い。平方メートル単位では前年並みを維持できていると述べる向きが多数を占めている。

 1月から5月までの出荷の累計は4万5,140トンとなった。前年同期を3.3%下回っている。トレー反用の4.6%減が響いている。