2006年06月15日 |
C3の6月のUSCPが全品種上昇 |
ガソリンの需要増で需給がタイトに |
【カテゴリー】:市況(海外、原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:なし |
わが国の大手石油化学企業筋によると、米国のプロピレンの6月のコントラクト価格(USCP)は全品種が底上げされることになった。 新たなコントラクト価格は、リファイナリーグレードがポンド当たり47.75セント、ケミカルグレードが同50.75セント、ポリマーグレードが同52.16セントとなる模様。 5月のCPに対して3〜4セント高になる。6月のCPをトン当たりに換算すると、リファイナリー品種は1,050ドル、ケミカル品種は1,110ドル、ポリマー品種は1,150ドルとなる計算だ。 6月のUSCPが5月を上回ることになった最大の要因は、米国におけるガソリンの需要が関係者の当初の予想以上に活発となり、その結果、いわゆるFCCプロピレンの需給バランスが引き締まってきたことにあると見られている。これに伴い、米国ではPPなど主要誘導品の価格も底上げされることになろう。 |