2001年08月21日
三菱レイヨン、中国にアクリル樹脂成形材料の新会社設立
年産4万トン、2003年秋完成目指す
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:丸紅、三菱レイヨン

 三菱レイヨンは21日、2001年9月に丸紅と共同で中国江蘇省南通市にアクリル樹脂成形材料の製造・販売会社「南通麗陽化学有限公司」を設立すると発表した。
 2003年秋完成を目標に総投資額約3,000万ドルをかけ1系列年産4万トンの工場を建設する。中国初の外貿系アクリル樹脂成形材料メーカーとな
る。
 アクリル樹脂はプラスチックの中で最も透明度が高く、耐候性にも優れているところから、レンズや家電、照明機器などの分野に需要が伸びているが、今後はさらにIT分野に増大が見込まれている。
 中国はアジア最大の成形材料消費国だが、そのほとんどを輸入に頼っているため、今回の工場進出計画となった。
 新会社の概要は次の通り。
 
名称:南通麗陽化学有限公司
場所:中国江蘇省南通市南通経済技術開発区内
代表名:未定
事業内容:アクリル樹脂成形材料(ペレット)の製造・販売
設立:2001年9月
稼働:2003年秋
資本金:1,600万ドル(約19億2,000万円)
出資比率:三菱レイヨン80%、丸紅20%
従業員:約50名
生産能力:4万トン/年
売上日標:初年度約60億円(年間)