2006年06月20日 |
三菱化学、フェノール関連製品 7月から価格修正 |
【カテゴリー】:市況 【関連企業・団体】:三菱化学 |
三菱化学は20日、国内向けフェノール、ビスフェノールA(BPA)の価格修正を発表した。7月1日出荷分からフェノールはキログラム当たり11円、BPAは同29円値上げする。 同社はフェノールの国内価格は昨年4月から、主原料であるベンゼン価格を基準としたフォーミュラ価格を導入してきた。しかし原油、ナフサ価格の大幅な上昇に伴い、ベンゼン以外のユーティリティーコストが急激に上昇し大幅なコストアップ要因となっている。 BPAの国内価格は、これまでも原料価格の動向などを見て価格改定を実施してきたが、現在、ベンゼン、プロピレン等主原料並びにユーティリティーコスト等の急激な上昇により、大幅なコストの上昇に直面している。 このため、今回の価格修正実施となったが、フェノールの値上げ分11円は、ユーティリティーコスト等の上昇分だけで、ベンゼン価格上昇分は含まれていない。また、BPAの29円はベンゼン・プロピレン等原料価格並びにユーティリティーコスト等の上昇分という。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/search.php?RCODE=4834 |