2006年06月21日 |
出光興産、SPS樹脂 欧州でのコンパウンド製造開始 |
【カテゴリー】:経営(海外、新製品/新技術) 【関連企業・団体】:出光興産 |
出光興産は21日、自社開発した耐熱性のエンジニアリング樹脂、シンジオタクチックポリスチレン(SPS)樹脂のコンパウンド製造を欧州で開始したと発表した。 同樹脂のコンパウンド製造拠点は日本、アジア、北米と合わせて4拠点体制となり、グローバルな供給網を構築した。 SPS樹脂は、1985年に同社が世界で初めて開発した耐熱性エンプラで、メタロセン触媒を用いて、ポリスチレンをシンジオタクチック構造にすることで、耐熱特性を付与することに成功した。 一時は米・ダウケミカル社(ダウ)にも基本技術をライセンスし、両社共同で技術開発・市場開拓してきたが、その後ダウが生産を中止したため、出光興産はグローバルに事業展開中だ。 【 欧州コンパウンド事業の概要 】 (1)製造拠点 :ペライト(英国ウォリントン) (2)販売拠点 :出光ケミカルズヨーロッパ(ドイツ国デュッセルドルフ) (3)生産開始 :2006年5月 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1150862078.pdf |