2006年06月22日
メタアクリル樹脂長期需要予測、「国内の伸び低い」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

 石化協は22日、メタアクリル樹脂の2010年までの長期需要予測を発表した。IT関連向けに好調な伸びが伝えられてきた割りにはモノマー、ポリマーとも「控えめ」な予想数値となっている。

 MMAモノマーの需要は2005年実績の57万2,600トン(輸出を含む)から5年後の2010年に58万300トン。この間の増加率は1.3%となっている。

 一方のホモポリマーも、成形材料と板を合わせた05年の需要23万6400トンは、2010年でも24万4,700トンで、増加率は3.5%という予想。

 幹事会社の旭化成ケミカルズでは「需要予測はあくまで日本国内を中心にまとめた。いま需要が伸びているのは、中国などアジア地域であって、日本国内はそれほどでもない。設備の増強計画も、各社とも持っていないと思う」と説明している。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file4_1150962777.tif