2006年06月22日 |
ブループラネット賞の06年受賞者が決定 |
一人は初の日本人受賞者の宮脇博士 |
【カテゴリー】:環境/安全(行政/団体) 【関連企業・団体】:旭硝子 |
旭硝子財団は22日、地球環境問題の解決に科学技術の面で貢献した個人や組織を同財団で顕彰する地球環境国際賞「ブループラネット賞」の06年の受賞者として宮脇昭博士(国際生態学センター研究所所長・横浜国立大学名誉教授)とインドネシアのエミル・サリム博士(インドネシア大学経済学部・大学院教授)の二人が同賞の選考委員によって選ばれたと発表した。 宮脇博士は、「潜在自然植生」の概念に基づく森林の回復・再生の理論を提唱するとともに自らも各地で実践し、防災・環境保全林や熱帯雨林の再生に成功して地球の緑を回復する手法の確立に大きく貢献したことで知られる。今回は、ブループラネット賞制定16年で初の日本人の受賞者となった。 一方のエミル・サミル博士は、「地球の持続可能な開発」の概念の創設に深く係わり、国連関連会議で長年にわたって全地球的環境政策の推進に主導的な役割を果たしてきた。2002年のヨハネスブルグサミットを成功に導いた人としても著名。 同財団ではこれら二人に対して賞状、トロフィーならびに副賞賞金5,000万円を贈ってこれまでの功績を称える。表彰式は今年11月15日に東京會舘で開催の予定。また16日には国際連合大学で二人の受賞記念講演会が開催される。 |