2006年06月23日 |
米国デュポン、二酸化チタン工場に「ハリケーン対策」 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:デュポン |
米国デュポン社(本社:デラウエア州)は23日、昨年8月に過去最大級のハリケーン「カトリーナ」の直撃を受けたミシシッピ州デリールの二酸化チタン工場(デリール工場)について、「ハリケーンから工場を守るため、防潮堤のかさ上げ工事を実施中」と発表した。 デリール工場はこれまで高さ6メートルの防潮堤で保護してきたが、昨年のハリケーンではそれを超える高波が押し寄せ、工場の基幹設備には影響はなかったものの、電気系統と制御システムに大きな被害が出た。 このため、現在、防潮堤の高さを9メートルまで上げる工事を約20億円を投じて行っており、8月中旬までに完了させる計画。 デュポンは、世界最大の二酸化チタンメーカーで、主力工場の一つであるデリール工場は昨年、「カトリーナ」の被害で約カ月の操業停止を余儀なくされた。今年1月には完全復旧し、現在ほぼフル稼働中である。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1151048703.pdf |