2006年06月23日
BZの国際スポット相場が小反発
FOB・ガルフがガロン380セントに上昇
【カテゴリー】:市況(海外、原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:なし

 6月第2週央に突如反落していらいガロン当たり360セント前後にとどまっていたベンゼン(BZ)の米国のスポット価格が23日に反発して同380セントに上がった。トン当たり1,140ドルということになる。これまでのパターンからいって、アジアのスポット相場も週明け早々に反発する公算が高い。
 
 わが国の石化企業の多くは、米国のスポットもアジアのスポットも来週明けから週末にかけて再び上昇カーブをたどっていくと予想している。これは、世界各地でリファイナリーの定修と操業トラブルとが相次いで需給バランスが再度引き締まってきた点を重視してのもの。米国の大手リファイナリーは、7月がBZメーカー側に取って売り手市場に転じると判断して7月のコントラクト価格(USCP)を大幅に引き上げる構えともいわれている。6月のUSCPはガロン330セントであったが、7月のリファイナリ側のーオファー価格は直近のスポット価格並みのレベルに引き上げられる可能性が高い。