2006年06月26日 |
東ソー、燐化学工業を100%子会社化 |
【カテゴリー】:経営(ファインケミカル) 【関連企業・団体】:東ソー |
東ソーは26日、60%出資の燐化学工業の株式の残り40%全てを買取り、同社の100%子会社にすると発表した。6月中に手続きを完了する。 燐化学工業は、黄燐を原料とする「乾式法燐酸」「赤燐」及び「燐酸塩」の国内大手企業だが、「湿式法燐酸」事業をもつ東ソーとの連携を強めることで燐酸事業の強化を図る。 「乾式法燐酸」は(1)液晶ディスプレイ(LCD)や半導体製造工程に用いられる表面処理用エッチング液の主原料である高純度燐酸(2)各種飲料等のpH調整剤(3)保水性を高める化粧品原料など多岐にわたる用途をもっている。 「赤燐」は電機・電子産業分野で使用される樹脂向けの赤燐系難燃剤、また「燐酸塩」は食品添加物として利用されている。 燐化学工業は、液晶・半導体向け用途の大きな需要の伸びに対応して高純度燐酸プラントを増設するなど、付加価値の高い燐酸事業を強化してきた。 【燐化学工業の概要(非上場)】 ◇本社(工場):富山県射水市(いみずし)新堀34番地 ◇社 長 :藤井 修 ◇設 立 :1926年11月 ◇資 本 金 :1億2千万円 ◇売 上 高 :約39億円(2006年3月期) ◇事業内容 :高純度燐酸、燐製品その他化学製品の製造・販売 ◇従業員数 :約100名 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1151296184.doc |