2006年06月26日
ナフサの先週のMOP/Jの平均は630ドル台に
北西欧のCIF価格も再び600ドルの大台乗せ
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 スポットナフサ価格がアジア向けも北西欧向けも再び上昇してきた。日本の商社や石油・石油化学企業等が国際スポット市場で先週中に契約するなりオファーするなりした価格(MOP/J)の平均はトン当たりC&F633ドル強となった模様。先々週の平均を約7ドル上回っている。週平均では5月の第1週の同632ドルを抜いて史上最高値となったのではないかと見られている。 
 これで、日本向けの契約もしくはオファーの週平均価格は9週間連続で同600ドル台をつけたことになる。
 一方の北西欧のCIF価格の先週の平均は同610ドル台の半ばとなった模様。先々週はいったん600ドルの大台を若干割り込んだが、わずか1週間で再び大台超えとなった。
 
 原油のスポット相場も引き続き強含みで推移しているが、ナフサの上げ幅は明らかに原油の上昇率を上回っている。このため、わが国の石化企業の間では7〜9月期の国産ナフサ価格がキロリットル当たり5万3,000円ていどになると予想する向きが増えている。