2001年08月20日
トルクメンで初の石油化学がスタートへ
9月に年9万トンのPP設備が完成の見込み
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 トルクメン共和国(トルクメニスタン)で同国最初の石油化学工場が近く完成する見通しとなった。
 国営企業の「トルクメニスタンネフテガス」が9月上旬に年産9万トン能力のFCCプロピレン装置を建設、合わせて同じ年産9万トンのPPプラントも完成して稼動に入る見込み。PPプラントはバゼルの技術によるもので、日本企業が建設を担当した模様。
 トルクメン共和国は豊富な化石資源を有するものの、国内の石油化学工業の立ち上がりが遅れ、また西欧市場への製品輸送のインフラも未整備なため、せっかくの資源を生かせないできている。