2006年07月03日
BASF、独デグサ社の建築用化学品事業の買収完了
【カテゴリー】:海外(経営)
【関連企業・団体】:BASF、デグサ、デグサジャパン

 BASFは3日、デグサ社(本社:ドイツ デュッセルドルフ)の建築用化学品事業の買収を1日付で完了したと発表した。最終的な買収費用は総額27億ユーロ。

 全世界で展開されるデグサ社の建築用化学品事業活動と7,400人の従業員、50カ国以上の生産・販売拠点、ドイツ・トロストベルクにある研究開発所が対象になる。

 BASF本社取締役で担当責任者であるアンドレアス・クライマイヤー氏は次のように述べた。
 「建築用化学品は革新的な事業であり利益率が循環的に回復するビジネスだ。今後はBASFの製品ポートフォリオに組み入れ、収益性の高い成長分野へ発展させる。デグサ社が持つ専門知識と革新力を活かしながら、迅速にBASFの既存ビジネスと統合することに注力する」

 なお、日本での統合は、デグサ傘下のエヌエムビーグループ(従業員数約450人)が対象となる。同グループは、株式会社エヌエムビーと、その傘下にあるボゾリス物産や株式会社デグサコンストラクションシステムズなど、いくつかの子会社で構成されている。
 
 株式会社エヌエムビーは、日本における建築用化学品業界のリーディングカンパニーで、研究開発センターと生産拠点(神奈川県茅ヶ崎)のほか、国内18カ所に工場および加工センター、16カ所に営業所を持つなど、全国各地に幅広いネットワークを確立している。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1151984196.pdf