2006年07月06日
中国のPE袋輸出が引き続き活発
1〜5月合計が前年同期の23%増に
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、実績/統計)
【関連企業・団体】:なし

 中国によるPE(ポリエチレン)袋の輸出が引き続き活発で、5月の輸出通関数量は前年同月比19.8%増の9万8,227トンとなった。
 この結果、今年1月から5月までの累計は46万1,128トンとなった。前年同期を23.2%上回っている。
 
 5月の輸出先で最も量が多かったのは米国向けの3万1,867トンで、全輸出量の32.4%を占めた。前年同月比は36.9%増で、この面でも他の主要国向けを大きく上回っている。これに続くのは日本向けの1万8,267トンで、全体に占める構成比は18.6%となっている。日米2ヵ国向けだけで全輸出量の51%を占めたことになる。ただし日本向けの前年同月比は9.1%増で、平均の伸び率を大幅に下回っている。
 2ヵ国以下には、香港向けの8,888トン(前年同月比9.6%増)、英国向けの6,961トン(同3.9%減)、ドイツ向けの4,515トン(同9.5%減)、豪州向けの2,800トン(同34.2%増)、オランダ向けの2,158トン(同23.6%減)などが続いている。
 
 一方の1〜5月の累計でもトップは米国向けが占め、日本向けがそれに続いている。米国向けの1〜5月合計は14万3,550トンで、全体の31.3%を占めている。前年同期に対する伸び率も49.0%と他を主要国向けを圧倒している。日本向けは9万4,536トンで、全体に占める構成比は20.5%、また伸び率は21.5%となっている。日米2ヵ国で全体の51.8%を占めている。以下は香港向けの4万414トン(前年同期比1.6%増)、英国向けの3万7,672トン(同3.5%増)、ドイツ向けの2万1,243トン(同7.6%減)、オランダ向けの1万3,958トン(同1.4%増)、豪州向けの1万2,431トン(同19.0%増)などとなっている。