2006年07月06日
旭化成エレクトロ二クスグループ、組織再編
【カテゴリー】:人事/決算
【関連企業・団体】:旭化成、旭化成エレクトロニクス

 旭化成エレクトロ二クス(本社:東京都新宿区、鴻巣誠社長)は6日、100%子会社である旭シュエーベル(東京都新宿区)、旭化成電子(東京都新宿区)、旭化成マイクロシステム(本社:東京都新宿区)3社の事業を、07年4月1日から旭化成エレクトロ二クスで一体運営するため、組織再編を決めたと発表した。

 旭化成エレクトロニクスは03年、旭化成グループのエレクトロニクス部門事業会社として発足し、旭シュエーベル、旭化成電子、旭化成マイクロシステムの3社を含めてグループ運営を行ってきた。

 この間、事業は順調に拡大したが、旭化成グループの新中期経営計画ではさらなる事業拡大を目指し、電子材料事業領域では既存事業の拡大・高付加価値化に加えて、新規用途の開発加速を図るなどの新たな目標が設定された。これらの目標を達成していくためには、事業の一体的運営が必要と判断した。

<組織再編の骨子>
・旭シュエーベル、旭化成電子および旭化成マイクロシステムのそれぞれの営業・開発部門を旭化成エレクトロ二クスに吸収統合し一体運営する。
・旭化成エレクトロニクスでは、内部組織を大きく電子材料、電子部品の2つの事業領域に分け事業運営していく。
・旭シュエーベル、旭化成電子および旭化成マイクロシステムは、新体制移行後も現在の担当事業の製造部門として継続運営する。
・旭化成テクノシステム、旭化成マイクロシステム九州、および海外関係各社は従来通りの機能で運営する。

【旭化成エレクトロ二クスグループの概要】

<旭化成エレクトロ二クス株式会社> 
◇事業概要 :電子材料(感光性ポリイミド前駆体「パイメルTM」、感光性ドライフィルムレジスト「サンフォートTM」、ペリクルなど)、電子部品(「ファインパター
ンコイルTM」など)の製造販売、及び各種電子材料、電子部品の研究・開発。
◇設立年月 :2003年10月 
◇資本金  :30億円
◇従業員数 :約300人
◇連結売上高:1,029億円(2006年3月期決算)

<旭シュエーベル株式会社>
◇事業概要 :プリント配線板用ガラス織布の製造・販売。
◇設立年月 :1971年2月 
◇資本金  :6億4,800万円
◇従業員数 :約150人

<旭化成電子株式会社>
◇事業概要 :ホール素子・ホールIC等磁気センサーの製造・販売。
◇設立年月 :1980年7月 
◇資本金  :4億円
◇従業員数 :約750人

<旭化成マイクロシステム株式会社>
◇事業概要 :アナログ・デジタルミックスドシグナルLSI等の設計・製造・販売。
◇設立年月 :1983年6月 
◇資本金  :140億円
◇従業員数 :約900人

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1152165280.doc