2006年07月10日
ナフサのスポット相場がさらに続伸
先週のC&Fジャパンの平均は662ドルに
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(海外、市況)
【関連企業・団体】:なし

 極東と北西欧の2大消費地向けのナフサの国際スポット相場が先週半ば以降一段と上昇してきた。
 
 極東向けを代表する日本向けのC&F価格の先週の平均はトン当たり約662ドルで、史上最高値となった先々週の平均に対してさらに約10ドル高となっている。一方の北西欧のCIF価格は同649ドルで、これも最高値を更新している。前の週の平均をおよそ9ドル上回っている。
 
 いずれも原油のスポット相場の続騰に伴っての再騰であり、このためわが国の石油化学企業の間には、WTI、北海ブレント、中東ドバイのスポットが先週末に一段と上昇したことから今週のナフサ価格が各地でさらに騰勢をたどる可能性が強いとの見方が広がっている。