2006年07月10日 |
「国際化学オリンピック」 2010年日本開催決る |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:日本化学会、日本化学工業協会 |
高校生たちの「国際化学オリンピック」2010年大会の日本開催が正式に決った。10日、日本化学会が正式発表した。 今年の大会は現在、韓国・慶山で行われている(11日まで)が、同大会運営委員会が9日夜に開かれ、日本開催が参加67カ国の承認を得て決った。日本は2003年のギリシャ大会から参加しているが、開催するのは初めて。 「国際化学オリンピック」は、1カ国最大4人までの高校生が参加して行われる「化学」の国際大会で、現在開かれている韓国大会には、67カ国から255人の高校生が参加している。 大会は、毎年夏に約10日間開催され、5時間に及ぶ実験問題(Experimental Examination)と筆記問題(Theoretical Examination)で個人の成績を競う。成績優秀者には金メダル(参加者の1割)、銀メダル(同2割)、銅メダル(同3割)を贈る。また、期間中は試験だけでなく文化の学習やレクリエーションなど、生徒同士の国際交流も行われる。 日本化学会では、さっそく開催準備に取り組む。学会、産業界、有識者らによる準備委員会を組織し、開催場所や宿泊施設などの受け入れ体制、スケジュールなどの検討を開始する。 文部科学省や経済産業省、内閣府などにも支援を要請していく。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1152509066.doc |