2006年07月11日
PSPの6月の出荷、前年同月を5.3%下回る
今年上期合計は前年同期の3.7%減に
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会

 発泡スチレンシート工業会の集計によると、発泡スチレンシート(PSP)の6月の総出荷数量は9,130トンとなった。前月を3.4%上回ったが、前年同月に対しては逆に5.3%減となった。

 前年同月を下回ったのは、最大消費品種であるトレー反品種の出荷が3.6%減となったほか、一般反品種やラミネート丼向けなど全ての品種が薄肉化の進展等によって前年割れを続けたため。これでPSPの月間出荷量は4ヵ月連続の前年同月割れとなった。

 この結果、今年上期(1〜6月)の総出荷数量は5万4,270トンとなった。前年同期の実績を3.7%下回っている。この場合も、主力のトレー反の出荷が製品の薄肉化に伴って前年同期比4.4%減の2万4,280トンにとどまったことが大きく影響している。同品種に次ぐ出荷規模のラミネート丼用は1万4,710トンで前年同期の横並びとなっている。