2006年07月12日 |
アラムコ、新石油化学コンプレックスのパートナー候補にダウを選定 |
【カテゴリー】:海外(経営) 【関連企業・団体】:ダウケミカル |
アラムコは10日、サウジ東部のラスタヌラで計画している世界規模の石化・プラスチック・コンプレックスのパートナー候補にダウを選定し、独占的に交渉すると発表した。 新コンプレックスは世界最大規模のアラムコのラスタヌラ製油所と一体化して建設される。完成すれば世界最大級のプラスチックと化学品のコンプレックスになるとしている。 計画の詳細は明らかにされていないが、一部報道によれば120万トンのエチレン、40万トンのプロピレンのほか、ベンゼン、パラキシレン、アクリロニトリル、ABS、SBR、PTAなどを生産する模様だ。 なお同地では2004年にJETROがアラムコと組んで、ブタン、ナフサおよび改質ガソリンを原料として、 (1)ベンゼンを抽出することによる既設ガソリンの品質改善および新規に生産されるアルキレートによるオクタン価の向上 (2) 輸出向け石油化学中間製品、エチルベンゼン、クメンおよびターシャルブチルアルコールの生産 について計画の事前FSを実施している。 |