2006年07月13日
樹脂サイディング、引き続き順調に普及
05年度の実績、前年度の2割増に
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品(実績/統計)
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

 塩ビ工業・環境協会の樹脂サイディング普及促進委員会によると、樹脂(塩ビ)サイディングの05年度(05年4月〜06年3月)の新規採用戸数は3,500戸強となった模様。04年度の採用戸数は3,000戸弱であったと見られているので、05年度の成長率は20%近くに達したことになる。最近の樹脂加工製品の中では断トツの伸び率と言える。

 同委員会によると、05年度も引き続き高い伸びを維持できたのは市場が北海道にとどまらず東北、北陸、関東、中部等へと着実に広がってきたためという。同委員会が各地で開催してきたセミナーの効果もあって、樹脂サイディングの持つ優れた耐久性(長寿命でメンテナンスが不要)や断熱性能などが北海道以南の地域の一般市民にも知られ始めたことが大きいと言ってよさそう。
 
 同委員会では、今年度も前年度以上に地域セミナーの開催に力を入れていくことで潜在需要を掘り起こしていく考え。佐々木慎介・同委員会代表は、今年度は新規採用戸数4,000戸を目標に掲げていきたいとしている。