2006年07月18日
アステラス製薬、米テラバンス社の「テラバンシン」日本にも導入
【カテゴリー】:新製品/新技術(ファインケミカル)
【関連企業・団体】:アステラス製薬

 アステラス製薬は18日、米国の医薬品会社テラバンス社(本社:カリフォルニア州)が創製し開発中の脂質化グリコペプチド系抗生物質「テラバンシン(一般名)」を日本にも導入することになったと発表した。

 テラバンシンは、アステラス製薬が05年11月に日本を除く全世界で独占的に開発、製造及び販売するライセンス契約を締結したが、日本も対象地域に入れることにした。テラバンシンについての全世界での独占的開発、製造及び販売権を取得したことになる。

 同社は、この対象地域追加に伴う対価として、総額15百万ドルの一時金を支払うとともに、製品の販売に応じてロイヤルティーを支払う。なお、同剤のフェーズ1試験は2006年内開始に向けて現在準備中という。