2006年07月19日
VCMの6月の出荷も高水準を維持
上期合計も前年同期の10.4%増に
【カテゴリー】:実績/統計(行政/団体、原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:塩ビ工業・環境協会

 塩ビ工業・環境協会の集計によると、VCM(塩ビモノマー)の6月の生産と出荷はともに引き続き高水準となった。生産量は23万5,857トンで前年同月を8.8%上回り、出荷量は23万6,098トンで14.0%増となっている。
 
 これで生産も出荷も昨年12月以降7ヵ月連続の前年同月超えとなった。ただし出荷のうちの国内向けは0.4%の減少で2ヵ月連続の前年同月割れとなっている。圧倒的多数を占めるPVC用は1.8%上回ったが、その他用が50.3%もの減少となってのが響いた。一方の輸出は68.2%増と引き続き高成長を遂げている。これも7ヵ月連続の前年同月超えである。しかもこの間の前年比は全て30%以上の高い伸張率となっている。
 
 この結果、今年上期の総生産量は161万2,992トン、出荷量は153万8,285トンとなった。前年同期比は生産が9.0%増、出荷が10.45増となる。出荷のうち国内向けは103万8,767トンで同2.5%減、輸出は49万9518トンで同52.6%増となっている。引き続き輸出の拡大が生産と出荷全体に大きく寄与しているといえる。