2006年07月20日
旭化成メディカル、ウイルス除去フィルター「プラノバ」組立工場倍増
【カテゴリー】:経営(ファインケミカル)
【関連企業・団体】:旭化成、旭化成ファーマ

  旭化成メディカルは20日、工業用ウイルス除去フィルター「プラノバ」(商標名)の需要が好調なため、延岡にある組立工場の生産能力を現有年産20,000平方メートルから40,000平方メートルに倍増すると発表した。投資額約7億円、完成は07年10月の予定。

【工場増設計画の概要】
(1)場 所 :宮崎県延岡市旭町
(2)増設能力:年産 20,000平方メートル(合計能力 40,000平方メートル)
(3)投資額 :約7億円
(4)工 期 :2006年10月着工、2007年10月竣工予定
(5)販売計画:2010年度 80億円超の計画

 「プラノバ」は、血漿分画製剤やバイオ医薬品など生物製剤の製造工程で広く使用されているが、近年、生物製剤のウイルス安全性に対する要求が高まり、モノクローナル抗体を中心としたバイオ医薬品開発の活発化もあって需要が伸びている。今後もこの傾向は続くと見て、組立工場の増設を決めた。

【旭化成メディカル株式会社の概要】
(1)代表者 :吉田 安幸
(2)設 立 :1974年7月
(3)資本金 :8億円(旭化成ファーマ 100%出資)
(4)本 社 :東京都千代田区神田美土代町9−1
(5)工 場 :延岡工場(人工腎臓向け中空糸膜製造、プラノバ紡糸工場及び組立工場)、大分工場(人工腎臓他組立加工)、中国工場(浙江省杭州市 人工腎臓組立加工)
(6)従業員数:約1,700名(2006年3月末)
(7)売上高 :401億円(2006年3月末)
(8)主要製品:人工腎臓、輸血用白血球除去フィルター、血液浄化関連製品、プラノバ等の開発・製造・販売

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1153374426.doc