2006年07月25日

EPSの今年上期の出荷、前年同期の1.3%増

家電梱包用の大幅増が大きく寄与

【カテゴリー】：実績/統計（行政/団体、原料/樹脂/化成品） 【関連企業・団体】：発泡スチレン工業会

発泡スチレン工業会の集計によると、EPS(発泡スチレンビーズ）の今年上期（1〜6月期)の総出荷数量は8万8,093トンで前年同期の実績を1.3%上回った。上期合計が前年を上回ったのは2年ぶり。 　 　主要需要分野のうち前年同期を下回ったのは農業用（農産物輸送用）の5.5%減だけであった。ただし、他の分野の伸び率は家電梱包用の11.3%増を除いて全て1%以下にとどまっている。つまり同期の伸びは専ら家電用に支えられたということになる。 　 　今年に入ってからの月別の対前年同月比の推移を見ると、1月が1.4%増、2月が4.8%増、3月が3.5%増、4月が9.1%減、5月が1.2%増、6月が7.4%増となっている。前年同月割れとなったのが4月だけであるにもかかわらず累計の伸び率が低いが、これは4月の落ち込みが大きかったせい。6月の7.4%増は04年4月の7.6%増に次ぐ高い伸び率となっている。 　EPSの需要分野別の今年6月の出荷と上期合計は別表の通り。 【関連ファイル】 EPSの06年6月の出荷と上期合計 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1153792787.xls