2006年07月25日
日本ゼオン、氷見市に光学用ゼオノアフィルム新工場建設決る
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:日本ゼオン

 日本ゼオンは25日、新ゼオノアフィルム(延伸フィルム)の需要拡大に対応し、富山県氷見市に100%子会社、オプテス(梅沢佳男社長)の新工場建設を決めたと発表した。
 
 大型液晶テレビの需要は、今後もデジタル放送転換に伴うテレビ買い替えなどにより順調に拡大する見込み。オプテスは現在、高岡工場(富山県)で2006年10月までに生産能力を光学フィルム原反年産4,000万平方メートル、新ゼオノアフィルム同3,000万平方メートルへ増強工事中である。しかし、高岡工場はこれ以上の増設余地がないことから新工場の建設を検討していた。
 
 新工場は富山県氷見市に新規に用地約17万平方メートルを購入し建設する。投資額は第一期約100億円の見込み。2007年9月の完成を目指す。
 
 工場建設地として、県内外複数の候補地を検討したが、富山県の熱心な誘致活動と手厚い立地助成制度、高速道路インターチェンジに近いというアクセスの良さ及び高岡工場との一体運営を可能とする距離などの観点から氷見市に決定した。
 
 新工場は今後の需要の伸びに合わせて、第二期、第三期と段階的に設備投資していく予定で、将来的には高岡と合わせて各種光学フィルムので年産約1億平方メートルの生産能力とする計画である。
 
 【 新工場の概要 】
 (1) 所在地 : 富山県氷見市上田子
 (2) 敷地面積 : 約170,000平方メートル
 (3) 建物 : ◇構造 鉄骨造3階建て ◇延床面積 約22,000平方メートル
 (4) 第一期生産能力 : 年産約1,500万平方メートル
 (5) 第一期投資額 : 約100億円

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1153808823.pdf