2006年07月26日 |
SPDC、L-Lの対中価格をさらに引き上げへ |
8月分をトン1,300ドル台でオファー |
【カテゴリー】:市況(海外、原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:なし |
サウディ石油化学(SPDC)は25日、中国のL-LDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)の需要家各社に対して同樹脂(商品名・QAMAR)の8月の輸出価格をトン当たりCFR1,310〜1,320ドルに引き上げたい意向を表明した。 7月の価格は同1,260〜1,270ドルなので8月分は同50ドルの引き上げとなる。中国におけるL-LDPEの最近の需給バランスは、需要が引き続き安定した伸びを続けているのに対してサウジアラビアやシンガポールからの供給が縮小しているのでタイト化が進んでいる。このため7月の価格は、6月比同30ドルアップを狙ったSPDCの提示額がそのまま受け入れられた。 現在も需給は引き続きショートバランスであり、従って8月分についても早期に満額回答が得られると同社では予想している。これが実現すると、1988年8〜9月の1,440ドルに次ぐ史上2番目の高値となる。 |