2006年07月31日
日本ポリエチレンと日本ポリプロが再値上げ
PEはキロ18円以上、PPは20円以上引き上げ
【カテゴリー】:市況(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:日本ポリエチレン、日本ポリケム

 日本ポリエチレン(JPE)と姉妹会社の日本ポリプロ(JPP)の両社は31日、それぞれの樹脂の販売価格を9月1日の出荷分から再修正すると発表した。
 
 上げ幅は、JPEのPE全品種がキログラム当たり18円以上、一方のJPPのPP各品種が同20円以上となっている。
 PEの上げ幅を同18円以上に設定したのは、ナフサの高騰に伴ってエチレンの価格が同16円以上アップするのが避けられなくなってきたのに加え、電力費など用役費が同2円以上上昇する見通しにあるためとJPEでは説明している。
 一方のPPの上げ幅をPEより同2円高くしたのは、最近のプロピレンの調達コストがエチレンのそれを2円強上回る事態になっているためとJPPでは説明している。
 
 両社とも、今年7〜9月期の国産ナフサの基準価格をキロリットル5万5,000円、また10〜12月期の価格を同5万8,000円と予想している。4〜6月期の見込み価格に対比すると、7〜9月期は同6,200円、10〜12月期は同9,200円高くなるとの判断である。

ニュースリリース参照
○ポリエチレンの価格改定
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1154334113.pdf

○ポリプロピレンの価格改定
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1154334113.pdf