2006年08月03日 |
プライムポリマーも再値上げを表明 |
9月1日からキロ18円以上引き上げ |
【カテゴリー】:市況(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:プライムポリマー |
プライムポリマーは3日、ポリオレフィン全品種の販売価格を9月1日出荷分から再修正すると発表した。ポリオレフィンの再値上げ表明は先の日本ポリケム2社に続いてこれが2件目。 対象はポリエチレン(高圧法低密度ポリエチレン=HP-LDPE、直鎖状低密度ポリエチレン=L-LDPE、高密度ポリエチレン=HDPE)とポリプロピレンの全品種。 上げ幅は、PEの大半とPPがともにキログラム当たり18円以上。L-LDPEのうちのヘキセン1やオクテン1をコモノマーに使用するハイヤーオレフィン品種が同22円以上。 再値上げの理由については、4〜6月期にキロリットル当たり4万8,800円であった原料の国産ナフサ価格が7〜9月期にキロリットル当たり5万5,000円以上に、また10〜12月期には同5万7,000〜5万9,000円に跳ね上がる公算が濃厚となってきたことと、副原料や副資材さらには用役費等ももう一段の上昇が必至の見通しになってきたことを挙げている。 現在の価格はナフサ5万円レベルなので、9月以降はナフサの高騰分だけで製品1キログラム16円以上の値上げが必要となり、加えて用役・副資材・副原料等のコストアップ分として2円以上の転嫁が不可欠と説明している。 L-Lのハイヤーオレフィンコモノマー品種(商品名エボリュー、ウルトゼックス、モアテックの計3品種)の上げ幅を他の品種より同4円高く設定したのは、ヘキセン1とオクテン1の世界的な需給の逼迫で最近の輸入価格がトン当たり2,500〜2,600ドルまで上がって、それに伴うコストアップが製品1キログラム当たり4円となるのが確実になってきたためという。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1154585136.doc |