2006年08月10日
7月のPS生産 15カ月ぶりの前年比増、SMもほぼフル操業
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

 スチレン工業会が10日発表した7月の生産、出荷実績によると、PSの生産量は前年同月比7%増の79,800トンと、15カ月ぶりに前年比プラスとなった。(定修は1社1工場)
 
 内需は同3%増の76,300トンで3カ月連続のプラス。電機・工業用が11%増、包装用が8%増と好調だった。電機関係ではTVの伸びが目立ち、事務機も堅調。包装用ではOPS 、HIシート用に加え、乳酸菌飲料用需要が安定。原料先高感の影響はあるものの、需要実勢もやや回復基調と見られている。
 
 SMは生産が前年並みの31万2,500トンだった。定修工場はなく、各社ほぼフル操業。内需はPSの生産回復とともに前年比プラスに転じた。輸出は前月に続き13万トン台と高水準だった。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1155194136.tif