2001年08月08日
PSPシートの出荷、7月もわずかに前年割れに
ラミネート向けは好調を持続、1~7月計も前年超え
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 発泡スチレンシートの7月の総出荷数量は1万570トンとなった。前年同月の実績に対してはわずか2%ながらマイナス成長となった。
 これには、メーンのトレー用原反が22.1%減となったことが大きく影響している。薄肉化の進行が最大の要因と見られる。反面、ラミネート向けは引き続き好調だ。前年同月を15.0%上回っている。かつてに比べると用途が多彩になっていると言える。
 これに伴う1~7月の累計は、7万1,670トンとなった。前年同期を5.6%下回っている。この場合もトレー用原反が16.1%縮小したのが響いている。ラミネート用は逆に9.5%の伸びを遂げている。
 
 PSPシートの7月ならびに1~7月累計の出荷実績は次の通り。かっこ内は前年比。
 [7月の実績]
 ▽トレー用原反=  4,920トン( 87.9%)
 ▽一般反   =  2,280トン(100.9%)
 ▽小計    =  7,200トン( 91.6%)
 ▽ラミ丼   =  2,170トン(116.7%)
 ▽ラミ一般  =  1,200トン(112.1%)
 ▽小計    =  3,370トン(115.0%)
 ▽合計    =1万0,570トン( 98.0%)
 [1~7月累計]
 ▽トレー用原反=3万3,570トン( 83.9%)
 ▽一般反   =1万4,610トン(101.2%)
 ▽小計    =4万8,180トン( 88.5%)
 ▽ラミ丼   =1万5,620トン(110.7%)
 ▽ラミ一般  =  7,870トン(107.1%)
 ▽小計    =2万3,490トン(109.5%)
 ▽合計    =7万1,670トン( 94.4%)