2006年09月01日 |
東京理科大と九州大、世界初「気泡微細化沸騰冷却装置」開発 |
除熱冷却性能向上、大幅省エネ実現 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:東芝、経済産業省 |
東京理科大学は9月13-15日、東京都千代田区・東京国際フォーラムで開催される「イノベーション・ジャパン2006-大学見本市」に九州大学、産業技術総合研究所、東芝の3者と共同開発した「気泡微細化沸騰冷却装置」を出展する。 従来の冷却システムに比べて、冷却面の除熱冷却性能を飛躍的に向上させた。パワーエレクトロニクスと呼ばれる大容量半導体素子を用いて電力変換技術に適用し大幅な省エネを実現した。 「気泡微細化沸騰冷却装置」には、冷却液をノズルから滲み出させるパッシブ法と、噴射させるアクティブ法を併用するシステムを世界で初めて実現した。10センチの長尺伝熱面の場合、従来方式では最大1平方センチ当たり100Wだった除熱限界を同500Wまで向上させることに成功した。 東京理科大理工学部機械工学科の鈴木康一教授や九州大学大学院工学研究院の大田治彦教授らが中心になって開発した。2002−04年度のNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)研究開発プロジェクトに採択されている。 |