2006年09月04日
TEC、トリニダード・トバゴ向けに尿素プラント技術など供与
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:東洋エンジニアリング

 東洋エンジニアリング(TEC)は4日、メタノール・ホールディングス社(MHTL)がトリニダード・トバゴのポイント・リサス工業地区で計画している、化学肥料コンプレックスで、尿素プラントの技術供与と設計、関連付帯設備の設計及びコンプレックス全体のインテグレーション業務を受注したと発表した。受注総額は約30億円と見られ、完成は2009年の予定。

 尿素プラント(日産能力2,100トン)には、建設コストの低減と省エネを実現したTECとプスリ社(インドネシア)のライセンス技術「ACES21」を適用する。
 
 契約先は同プロジェクトのゼネラルコントラクタであるマンフェロシュタール社(MFS)で、TECにとっては、MHTLとMFSが建設を進めているオマーンのメタノールプロジェクトに続くものとなる。
 
 <案件概要>
◇客先: メタノール・ホールディングス社(MHTL)
◇契約先: マンフェロシュタール社(MFS)
◇建設地: トリニダード・トバゴ共和国、ポイント・リサス工業地区
◇設備(日産能力): アンモニア (1,850トン) 、尿素(2,100トン)、硝酸(1,520トン) 、硝安(1,930トン) 、尿素硝安 (4,300トン)、メラミン (90トン x 2) 、関連付帯設備
◇最終製品: 尿素硝安、メラミン
◇ライセンス: アンモニア (米・ケービーアール社)、尿素(TECとプスリ社)、硝酸/硝安/尿素硝安 (独・ウーデ社)、メラミン (伊・ユーロテクニカ社)
◇TEC所掌: 尿素ライセンス供与(ACES21)、尿素及びUtility/Offsiteの基本・詳細設計
コンプレックス全体のインテグレーション・サービス
◇契約形態: ランプサム
◇プラントの完成予定: 2009年

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1157357257.pdf