2006年09月06日 |
三菱化学、アプコ社株式を買収、樹脂コンパウンド事業強化へ |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:住友ベークライト、三菱化学、三菱化学エムケーブイ |
三菱化学は6日、住友ベークライトとの間で、三菱化学エムケーブイとの合弁会社、アプコ社の全株式を三菱化学が買い取ることで合意したと発表した。株式の授受は10月1日付の予定。アプコ社は、直接出資・間接出資を含めて、三菱化学の100%子会社となる。 アプコ社は1999年10月、両出資会社の塩ビコンパウンド事業を統合して設立。2001年4月には、塩ビ以外の機能性樹脂コンパウンドも統合し、その後はシナジー効果によって順調に業績を拡大してきた。自動車用軟質塩ビ材料では、国内で圧倒的なシェアを有している。 三菱化学は、機能性樹脂事業を「集中事業」のひとつと位置づけ、特に自動車向けを中心とした熱可塑性エラストマー事業では、米国製造拠点の能力倍増等、積極的に事業拡大を図っている。 【アプコ株式会社の概要】 (1)本社 :東京都港区芝四丁目1番23号(三田NNビル) (2)社長 :永井 一史 (ながい ひとし) (3)資本金 :350百万円 (平成18年3月31日現在) (4)売上高 :155億円 (平成17年12月期) (5)主要製品 :塩ビ、機能性樹脂コンパウンド (6)主要株主 :三菱化学MKV 76% 住友ベークライト 24% ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1157520205.doc |