2006年09月06日
三菱ガス化学、ポリカーボネート・ハードコートシート増強
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱ガス化学

 三菱ガス化学は6日、ポリカーボネートシート・フィルムの需要が好調なため、生産子会社であるMGCフィルシート社の大阪工場で、高機能ポリカーボネートの生産能力を増強すると発表した。現有年産1万トン設備に対して同1,200トンを増強するもので、商業運転開始は2007年6月の予定。
 
 ポリカーボネートシート・フィルムは、透明性・耐熱性・耐衝撃性に優れ、建材から自動車、電気・電子など幅広い分野で使用されているが、最近はとくにフラットパネルディスプレイ用シート・フィルムなど、高付加価値製品の需要が伸び、今後も順調に成長する見込み。
 
 今回増設するシートは、ポリカーボネートシートの表層にアクリル樹脂を積層した多層シート上にハードコートを施した高機能シート(商品名:ユーピロンシートMR58)で、従来のハードコートしたアクリル樹脂に匹敵する表面硬度と耐擦傷性を維持しつつ、ポリカーボネート樹脂の優れた耐衝撃性、耐熱性、透明性を併せ持つという特徴がある。
 
ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1157528183.pdf