2006年09月13日
環境省、校舎のエコ改修で5校を追加へ
19〜21年度分として5億円の補助を予定
【カテゴリー】:行政/団体(環境/安全)
【関連企業・団体】:環境省

 環境省総合環境政策局は、環境教育推進策の一つとして平成19年度以降も全国の小中学校の校舎のエコ改修を支援していく方針を固め、5億円の補助金を19年度に追加するよう財務省に要求していくことになった。
 
 現在同局では、全国の小中学校の中から合計10校を選んで校舎の断熱化(エコ改修)と環境教育の早期実現を推進中。1校当たり平均1億円の補助金(補助率は50%)を交付することを前提に、それぞれの地域の建築関係技術者や学校関係者等で構成する「学校エコ改修検討会」に具体的な実行計画のとりまとめを促しているところ。
 現在の支援対象校は、北海道黒松内町立黒松内中学校、岩手県水沢市立水沢小学校、宮城県栗原市立金城中学校、東京都荒川区立第7峡田小学校、長野県高森町高森南小学校、愛知県西春町立西春中学校、岐阜県高山市立北小学校、兵庫県神戸市立多聞東中学校、愛知県野市町立野市小学校、福岡県北九州市立曽根東小学校の計10校。
 いずれも3年計画で校舎の断熱化を進めることになる。具体的な方法はまだ確定していないが、樹脂サッシと複合ガラスの組み合わせによる“断熱窓”も有力手法の一つとして採用されることが期待される。
 
 同局では、これら10校に19〜21年度実施校としてさらに5校を加える考え。9月末日までのあいだに全国から募集する。