2006年09月15日 |
PSPの出荷、8月も前年同月を上回る |
1〜8月計は春の不振が響いて前年割れ |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会 |
発泡スチレンシート工業会が14日に集計したところによると、同シート(PSP)の8月の出荷数量は9,390トンとなった。前年同月の実績を3.6%上回っている。3月から6月までの4ヵ月は全て前年同月を割り込んだが、その後は2ヵ月続いての前年同月超えとなった。8月の対前年同月比は今年に入って最も高い伸び率となっている。 8月の出荷が高水準となったのは、合計4品種のうちラミネート一般用を除く3品種の需要が好調を維持したため。最大消費品種のトレー用原反は0.8%増にとどまったが、同品種に次いで消費量の多いラミネート丼用は17.6%増と記録的な伸びを遂げ、また一般反用も4.5%増の高成長を遂げた。 もっとも、これら3品種が7月に続いて好調を維持した最大の要因はトレーの加工メーカーの間にPSPの先高観が一段と広がってきたことにあると分析する向きが関係筋には多い。 この結果、1月から8月までの累計は7万2,930トンとなった。前年同期を2.7%下回っている。4品種のうちラミネート丼用の2.3%増を除いて他の3品種は全て前年同期を割り込んでいる。3〜6月の不振が影響している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1158301140.tif |