2001年08月07日 |
7月のエチレン生産量、前年の17.1%減に |
定修もあって2ヵ月連続の60万トン割れに |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:三井化学、経済産業省 |
経済産業省製造産業局が7日にエチレンセンター11社の速報をまとめたところによると、7月のエチレンの総生産量は56万1,400トンとなった。 2ヵ月連続の60万トンの大台割れであり、前年同月の実績を17.1%下回っている。最近ではめずらしい大幅な減少だが、これには、昨年7月がゼロであったエチレンプラントの定修・運休が今年7月は2プラントになったことが大きく影響している。今年7月に定修を実施したところは、三井化学・堺(大坂石油化学・堺工場)と同じ三井化学・千葉(浮島石油化学・千葉工場)の2ヵ所であった。運休設備能力は合計で年産100万5,000トンと大きな規模であったので、全体の前年比にも大きく影響した。また、同社以外のセンターの多くが需要の低迷に対処して操業率を調整したことも少なからず作用したと見てよい。 前月に対しては3.5%の増加だが、これは、全体の操業日数が1日多かったことによるもの。定修・運休プラントの規模が前月より少なかった割りには伸び率が低いといえる。 こうした結果、今年1月から7月までの累計は425万6,400トンとなった。前年同期の3.7%減である。 なお、7月における平均稼働率(三井化学を除く)は96.7%である。ちなみに1月以降6月までの各月の平均稼働率は以下の通り。 1月:99.9% 2月:102.0% 3月:97.8% 4月:99.4% 5月:99.4% 6月:97.5% http://www.c-nt.co.jp/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/trade/9699b>エチレン換算輸出入実績推移(表) ※Eメール会員の皆様がご覧いただけます。 ※iモードではご覧になることが出来ません。 |