2006年09月21日 |
EPSの出荷、8月は再び前年同月超え |
水産向けが引き続き着実な伸び |
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会 |
発泡スチレン工業会の集計によると、発泡スチレンビーズ(EPS)の8月の出荷数量は1万5,569トンとなった。前年同月の実績を2.7%上回っている。 7月の出荷は前年同月を3.3%下回って3ヵ月振りの前年同月割れとなり、このため先行きを警戒する向きもあったが、8月に入ると多くの分野で需要が回復してト−タルでも再び前年同月超えとなった。今年に入って6度目の前年同月超えである。 用途別では、最大消費分野である水産向けが1.3%増えて4ヵ月連続の前年同月超えとなっている点と、家電向けが17.4%もの高い伸びを遂げて再び前年同月超えに転じている点とが特に注目される。 この結果、1月から8月までの累計は11万8,386トンとなった。前年同期比は0.9%増で、かろうじてプラス成長を維持している。家電向けは9.1%増と順調な伸びを遂げているが、農業向けが5.6%減で足を引っ張っている。水産向けは0.5%増で前年並みにとどまっている。 EPSの出荷の8月の実績と1〜8月の累計は別表の通り。 【関連ファイル】 EPSの8月の出荷実績と1〜8月の累計 https://www.chem-t.com/news/files/tmp_file1_1158827998.xls |