2006年09月27日
カーボンブラックの出荷の好調が続く
8月も前年の3.5%増で8ヵ月連続の前年超え
【カテゴリー】:実績/統計(原料/樹脂/化成品)
【関連企業・団体】:カーボンブラック協会

 カーボンブラック協会が27日に集計したところによると、カーボンブラックの8月の生産・出荷実績は生産が前年同月比6.8%増の6万8,649トン、出荷が同3.5%増の6万99トンとなった。この結果、生産は4ヵ月連続の、また出荷は8ヵ月連続の前年同月超えとなった。
 
 生産・出荷とも好調が持続しているのは、圧倒的多数を占めるタイヤ向けの需要が安定した伸びを続けているのに加えて一般ゴム向けが大きく成長しているため。つまりゴム用の国内需要の拡大が大きく寄与しているわけで、8月のゴム用ファーネスの出荷実績は同4.0%増の5万6,612トンとなっている。反面、非ゴム用その他は同3.0%減の3,487トンと不振が続いている。
 
 これに伴う1〜8月の累計は、生産が前年同期比1.8%増の54万7,143トン、出荷が同2.7%増の53万9,388トンとなった。
 出荷のうち、ゴム用ファーネスは同3.0%増の50万8,724トン、非ゴム用その他は同3.2%減の3万664トンとなっている。
 一方、1〜7月合計の輸出入バランスは、輸出が同0.6%増の2万334トン、輸入が同18.4%減の8万7,523トンの差し引き6万7,189トンの入超となっている。