2006年09月29日
8月の化学工業統計速報、生産3カ月ぶりの低下、出荷は上昇
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:経済産業省

 経産省が29日発表した8月の「化学工業(除医薬品)統計速報」によると、生産指数(2000年=100、季節調整済み)は前月比1.3%低下の100.4で、6月以来3カ月ぶりの低下となった。出荷は同2.4%上昇の104.2、在庫は同1.5%低下の97.0だった。
 
 ソーダ工業製品は生産指数が前月比2.1%低下の92.6、出荷同13.9%低下の99.2、在庫は同10.7%低下の104.2だった。
 
 プラスチック製品工業は、生産が同3.6%上昇の97.4、出荷同2.6%上昇の98.5、在庫は同1.0%上昇の98.1だった。
 
 鉱工業生産指数は前月比1.9%上昇の106.9となり、00年を基準とする現行指数では今年6月を上回って過去最高となった。当局は「総じてみれば、生産は上昇傾向にある」との基調判断を示した。