2001年08月06日
三井化学、千葉と堺の両センターの定修を完了
日本のエチレンセンターの定修は年内はなし
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

 三井化学が堺と千葉の両地区で進めていたエチレンプラントの定修が予定通り先週末にほぼ同時に完了した。
 同社が堺地区で定修を実施していたエチレンプラントは、子会社の大阪石油化学・堺工場内の年産45万2,000トン能力(定修スキップ年は48万9,000トン)プラント。7月10日から23日間運休し、8月1日から再稼動した。一方の千葉地区で定修・運休していたのは、浮島石油化学・千葉工場内の同55万3,000トン(同73万7,000トン)装置。6月30日から35日間停止して定修を実施し、8月4日に稼動を再開した。
 両プラントの定修が完了したことで、今年予定されていた国内のエチレン装置の定修は全て終了した。稼動プラント数は再び15基となった。総生産能力は定修実施年ベースで704万3,000トンとなっている。内外の需要が低迷しているので、今後は多くのセンターがかなりの減産に踏み切ることになりそう。