2006年10月02日 |
TEC、タイにからエチレン100万トンプラント建設受注 |
受注額600億円強、同国のエチレン規模 350万トンに |
【カテゴリー】:経営(海外) 【関連企業・団体】:東洋エンジニアリング |
東洋エンジニアリング(TEC)は2日、タイの現地法人、トーヨータイ社(Toyo-Thai)と共同で、PTTポリエチレン社(PTTPE)がラヨン県・マプタプットに新設する年産100万トンのエチレン設備を受注したと発表した。受注金額は600億円強。 米国ABBルーマス社の技術をベースに、設計から工事/試運転までのEPC業務を実施する。プラントの完成は2009年10月末の予定。 タイには現在、石化センターがTPPケミカル(NPCとタイオレフィンが合併=エチレン能力合計124万5,000トン)、サアイアム(ROC=同80万トン)、タイプラスチック(同43万トン)と3グループあり、エチレン能力は合わせて247万5,000トンとなっている。 PTTポリエチレンはタイ石油公社PTTのグループ企業で、このほど初の石化進出を決めた。TECの受注はNPC(当時)、ROCに次いで同国内3基目となる。1基あたりのエチレン能力100万トンは同国最大となる。 <受注概要> ■ 客 先: PTT ポリエチレン会社(PTTPE: PTT Polyethylene Company Ltd.) ■ 受注者: TEC(Offshore Supply 契約)とToyo-Thai(Onshore Supply and Construction 契約) ■ 対象設備:年産100 万トンエチレン製造設備 ■ 建設地: タイ、ラヨン県、マプタプット ■ 適用技術:米国ABBルーマス社(ABB Lummus Global Inc.)技術 ■ 役務内容:設計、機器資材の調達および工事、試運転助成までの一括請負 −TEC は全体の施工管理と海外での設計及び機器資材の供給を担当 −TTCL はタイ国内での設計、機器資材供給及び建設工事を担当 ■ プラント完成予想:2009 年10 月末 ■ 受注の意義: 本設備はタイ最大のエチレン製造設備で、新設されるPTTPE社のポリエチレンプラントにエチレンを供給する。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1159770707.pdf |