2006年10月04日 |
アジアのオレフィン価格がさらに下降 |
ポリオレフィンは軒並みスティ |
【カテゴリー】:市況(原料/樹脂/化成品) 【関連企業・団体】:なし |
大手商社各社によると、アジア地域におけるオレフィンのスポット相場が一段と軟化してきた。 先週末時点における極東におけるエチレンのトン当たりのCFR価格の平均は1,280ドル、東南アジアの平均は1,320ドルとなっている。1週間前に比べると極東では100ドル、東南アジアでは60ドルの値下がりとなる。最近のピークの9月第1週に比較すると、極東でも東南アジアでも180ドル前後下がったことになる。 プロピレンの極東の平均は1,190ドル、東南アジアは1,260ドルとなっている。1週間前に対して極東では50ドル前後、東南アジアでは30ドル安くなっている。1ヵ月前に比べると極東では110ドル、東南アジアでは60ドルの値下がりとなる。 下降の最大の要因は原油とナフサの国際価格下落にあると見られている。また、8月中旬以降続いた暴騰に対してアジア地域全域の誘導品メーカーが強く反発していっせいに買いを絞る行動に出はじめたことも影響している模様。ただし、ポリオレフィンのアジア相場は今のところ9月中旬以降ほとんど変わっていない。 |