2006年10月05日
日本アルコンと協和発酵「抗アレルギー点眼剤」新発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:協和醗酵

日本アルコン(本社:東京都港区、スコット・マニング社長)と協和発酵の両社は5日、抗アレルギー点眼剤「パタノール点眼液0.1%」(一般名:塩酸オロパタジン)を新発売すると発表した。

 アレルギー性結膜炎によるそう痒感や充血などの症状を改善する点眼剤で、選択的ヒスタミンH1受容体拮抗作用を主作用とし、ヒト結膜肥満細胞からの化学伝達物質の遊離・産生抑制作用などを有している。

 アルコン・グループで製造・販売および開発が行われ、現在84カ国で承認されている。米国では抗アレルギー点眼剤市場の65%を越えるシェアを占めている。
 
 また同剤の有効成分である塩酸オロパタジンは、協和発酵が創製し、2001年3月から経口剤(製品名:アレロック錠)として日本で販売、アレルギー性皮膚疾患やアレルギー性鼻炎などの治療に広く使用されている。

 日本での臨床試験は日本アルコンで行われ、9月15日付で薬価収載された。今後は両社間の共同販促契約に基づき、日本アルコンが眼科領域の情報提供収集活動、協和発酵が製品流通業務および眼科領域以外の情報提供収集活動をそれぞれ行う。

【抗アレルギー点眼剤「パタノール点眼液0.1%」の製品概要】
◇製品名   :「パタノール点眼液0.1%」 (一般名:塩酸オロパタジン)
◇効能・効果 : アレルギー性結膜炎
◇用法・用量 : 通常、1回1〜2滴、1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)点眼する
◇主な特徴  : アレルギー性結膜炎への優れた効果を発揮する
◇販売元   : 協和発酵工業株式会社
◇製造販売元(輸入元): 日本アルコン株式会社

【日本アルコンについて】
 世界のリーディング・アイケア・カンパニーであるアルコン・インコーポレーテッド(本社:スイス・ヒューネンブルク)の100%日本法人。 各種眼科用手術装置や眼内レンズなど幅広い眼科医療機器や眼科医療用医薬品、コンタクトレンズケア用品の輸入販売を行う。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1160016354.doc