2006年10月12日
旭硝子、中国・仏山市に自動車用ガラス第2工場新設
自動車100万台分、08年第1四半期量産開始
【カテゴリー】:経営(海外)
【関連企業・団体】:旭硝子

 旭硝子は12日、中国広東省仏山市に中国2番目となる自動車用ガラス工場を新設すると発表した。総投資額約65億円で、自動車約100万台分の合わせガラス、強化ガラス工場を建設する。2007年初に着工し、2008年第1四半期に量産開始の予定。

 拡大が続く中国の自動車生産台数は、2005年には571万台と、ドイツを抜き、米国、日本に次ぐ世界第3位、2010年には日本と並ぶと予想されている。これに伴い、自動車用ガラスの需要も確実に増加することになる。

 旭硝子は、1995年に中国河北省秦皇島市の自動車用ガラス会社へ資本参加し、2003年に同社を100%子会社化、04年には最新設備の導入により生産能力を約120万台分/年に増強するなど、自動車用ガラス事業の強化、充実を図ってきた。

 今回、第2工場約100万台分/年の新設により、中国内で計約220万台分の供給体制を構築することになる。

 広東省仏山市への進出は(1)自動車メーカーの進出状況(2)道路や電力などのインフラ整備状況(3)同社の自動車用ガラス素板の生産拠点(江蘇省蘇州市、本年5月稼動)からの輸送距離、などを総合的に判断して決めた。

【第2工場の概要】
(1)所 在 地 : 広東省仏山市南海科学技術工業園区内
(2)総投資額 : 約65億円
(3)生産開始 : 2008年第1四半期(予定)
(4)生産能力 : 自動車用合わせ及び強化ガラス
    ◇現存の工場 約120万台分/年
    ◇第2工場 約100万台分/年(合計:年産約220万台分)

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1160636472.pdf