2006年10月17日 |
クラレ子会社、環境対応型「マジックテープ」の制電タイプを開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:クラレ、クラレファスニング |
「マジックテープ」のクラレファスニング(本社:大阪市、高岡光彦社長)は17日、環境対応型製品に制電性を付与した「ニューエコマジック」制電タイプを、11月1日から新発売すると発表した。 「ニューエコマジック」は、従来のスクリーンプリントを施した非常口誘導用 <標識マジック>、梱包資材用<マジックバンド>に、この制電タイプを加えて、差別化シリーズの種類を増やすとともに、一層の市場拡大を図る。 <商品の特徴> (1)制電性能のさらに高い芯露出型の「クラカーボ」の採用およびウレタン系接着樹脂の未使用により、従来の制電タイプ「制電マジック」よりも表面漏えい抵抗値を大幅に減少させ、導電性の向上を可能にした。 (2)面ファスナー「マジックテープ」の基布にカーボン含有導電繊維「クラカーボ」の大部分を埋め込んでいるため、従来品に近い耐久性を有する。 (3)静電気はコロナ放電によって除去されるので湿度依存性が少なく、低湿度でも十分な制電効果がある。 (4)パイル固定のためのウレタン系接着樹脂を使わない環境対応型である。 (5)ポリエステル系素材からなるタイプなので、寸法安定性が良好で耐薬品性に優れ、ソフト風合いなどの基本性能も有している。 同商品の小売価格は、1メートル当たり税込み350円(25ミリ幅換算)。販売目標は初年度1億円、3年後3億円をめざす。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1161063077.pdf (写真) http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1161063077.jpg |