2006年10月24日
ダイセル化学、大竹に液晶フィルム用酢酸セルロース設備起工
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:ダイセル化学

 ダイセル化学は24日、大竹工場(広島県)で液晶表示フィルム用酢酸セルロース製造設備を起工した。液晶ディスプレイ市場の拡大に伴い、液晶表示向けフィルム用酢酸セルロースの需要も急速に増大しており、将来的にも需要の拡大が見込まれている。
 
 このため今年7月、大竹工場に隣接する工業用地約10万平方メートルを公募に応じて取得し、姫路製造所網干工場(兵庫県姫路市)に次ぐ第2の酢酸セルロース製造設備を同工場地区に建設することにした。
 
 総投資額は約400億円、商業運転開始は08年4月の予定。製造能力は公表していないが、新工場が完成すると能力は約2倍に増える。
 
 大竹工場は、従来の有機合成事業部門にセルロース事業部門の主要製品製造が加わることとなり、姫路製造所網干工場と並ぶ最重要拠点となる。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1161675883.doc