2006年10月26日
キヤノン、液晶プロジェクターの新機種を発売
1台99万8,000円、月産50台を予定
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:キヤノン

 キヤノンは、12月上旬に液晶プロジェクターの新機種を「キヤノンパワープロジェクターLV-7575」の商品名で発売する。
 
 同機は04年11月に発売した「LV-7565」の後継機種として開発されたもので、輝度がポータブルクラスで最高の5,500lmと高い点が最大の特徴。また、本体の重量が8.7kgと軽い点や、リアルXGA映像(1,024×768画素)とUXGA映像(1,600×1,200画素)までのデジタル高品位圧縮表示に対応できる点なども大きな強みと同社では説明している。
 
 同社によると、データプロジェクターの市場は一般オフィスにおけるプレゼンテーションツールのほかショールームやイベント会場での大画面投写や教育現場における教育ツール等に順調に広がっており、昨年の販売台数は世界全体で約346万台、日本国内で約17万台に達したと見られている。今年は世界全体で26%増の437万台、国内で6%増の18万台に拡大すると同では予想している。うち今回の新機種のように5,000lmを超える高輝度品種の需要は全世界ベースで前年比17%増の4万台、国内で10%増の6,000台になると想定している。同社の当面の生産計画台数は月50台。価格は1台99万8,000円。