2006年10月26日
旭硝子、液晶バックライト用ガラス管生産能力を大幅増強
【カテゴリー】:経営(新製品/新技術)
【関連企業・団体】:旭硝子

 旭硝子は26日、液晶パネルのバックライトに使用されるガラス管の生産能力を大幅増強すると発表した。
 
 100%子会社の旭テクノグラス静岡工場に、総額110億円を投じ、製造窯の増設と既存設備のライン増強を行い、生産能力を月産600トンまで増やす。工事は来春までに完了の予定。
 
 同社のバックライト用ガラス管は、砒素、アンチモンといった毒物・劇物を完全に排除した、環境に優しい製品として評価を得ている。
 
 バックライト用ガラス管の需要は、世界的な液晶テレビの生産増大と、液晶パネルの大型化によって急速に拡大しており、市場規模は06年の約13千トンから、08年には約24千トンに達する見通し。同社は08年の世界シェア30%以上確保を目指し、07年に供給体制を整えることにした。

【旭テクノグラス社の概要 】
(1)社名 :旭テクノグラス株式会社
(2)本社所在地 :千葉県船橋市行田一丁目50番1号
(3)代表者 :代表取締役社長 若村 弘
(4)資本金 :7,233百万円
(5)株主構成 :旭硝子100%
(6)主な製造拠点 :中山工場(千葉県船橋市)、静岡工場(静岡県榛原郡)、 タイ岩城硝子(タイ国)
(7)事業内容 :液晶バックライト用ガラス管・自動車用照明ガラス・理化医療用ガラスなどの特殊ガラス製品、耐熱ガラス食器などのハウスウェア製品の製造・販売
(8)設立 :1999年1月1日(創業:1883年10月24日)
(9)従業員数 :1,728名(2006年6月末現在)

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1161851123.pdf